10−01−05火〜08金

第3回 雪のピレネー"青い鳥棲家"探索旅行

月.日   出発→到着
1. 05火 サンジェルマンアンレ→ピレネー・べレスタ・民宿
1. 06水 べレスタ・山小屋→フォンロム・民宿
1. 07木 フォンロム・マンション→べレスタ・民宿
1. 08金 べレスタ不動産→サンジェルマンアンレ

1. 05火 サンジェルマンアンレ→ピレネー・べレスタ・民宿

8:00 愛車プジョー205(1998年モデル)で自宅出発。
 早速GPSの指定ルートがわからず、国道まで森の近道を行こうとすると、GPSは即Uターンしろという。
 結局、すべてGPSに従ったら、ちゃんと高速A12・A10に乗ることができた。
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13:00 トゥールーズ通過。
 500kmの間、有料休憩所2回、同無料2回、計4回休憩。
 トゥールーズ手前で、標識は右折指示だったがGPSは直進指示だったので、直進したら行く先不明となりUターン。
 料金所でGPSのエラーを報告したらとよくあるという。
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19:00 フォア通過。あたりは真っ暗、GPSのみが頼り。
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20:00 目的地べレスタの数km手前のラブラネ村着。
 予約民宿・ジョリダルジャンをラブラネ通り12番地でGPSに登録済みだが、それらしき通りはない。
 中央広場で通行人2人に聞くが不明、薬屋で近くの民宿を教えてくれたが、存在せずとうとう村はずれまで到達。

 さらに通行人3人、カフェで聞くがわからない。
 もう一度引き返す途中で不動産屋にまだ灯りがついていたので飛び込む。
 当村にはラブラネ通りはないとPCで調べてくれたら、何と予約した民宿はべレスタ村ラブラネ通りだった。

 べレスタ村のアミ不動産が紹介予約してくれたのだが、ラブラネ通り12番地としかメールになかったので、自分で勝手にラブラネ村とGPSに誤って登録してしまったのだ。
 悲劇はそこから始まった。

21:00 数km手前まで来ながら、霙混じりの暗い夜道を探すのは絶望的だ。
 ここでは、GPSは功罪半ばした。ラブラネ不動産は神様仏様だ。
 GPSなしにさらに3人に聞いて、予約民宿・ジョリダルジャンに着いた。

22:00 入り口脇に暖炉、暖かかった。
 シャワーを浴びて、ビール2本、サーモン料理。
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 宿の夫妻の発音が変なので、確かめると何と列記とした英国人、4年前に引っ越してきたという。
 大した度胸だ。そのほかにスペインから来たスキー客4人がいた。
 近くにカムラ、オルムズのスキー場あり、夏はバカンス村としてかなり賑わう観光名所の多いところとわかった。
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1.06水 べレスタ・山小屋→フォンロム・民宿

9:30 アミ不動産 コディナック夫人より周辺情報聞く。
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10:00 お目当ての高原の山小屋視察。
 県道D9を渓流沿いに数km入るとフガクス・ベリヌフ集落に着く。
 大きな製材所の周辺に数十戸が谷間に散在し、山小屋はこれを見下ろす南山腹にある。
 眺望良し、南向き、北斜面裏山100m、斜面平地3000m2に、20m2の木造山小屋とキャラバン、バーべキュー・焼却炉がポツンと置いてある。
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 この谷間の奥、数kmに去年訪ねた世界文化遺産のモンセギューの山頂城砦があり。
 その隣がオルムズ、カムラク・スキー場で夏冬の観光名所であることがわかった。

 地中海へも車で1時間、環境・立地条件は申し分なきも、木造山小屋で冬を薪暖房で過ごせるか心配だ。
 しかし、現オーナーは海外出張から帰るとここに常駐していたというから、心配無用だ。

 薪は平地に山ほど積んであり、薪割りには不自由しない。
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 裏山のきのこは採り放題、下の渓流のマスつり、山中の猪・鹿猟、近隣の観光名所のハイキング、近所のスキー場、海の素もぐり等々、今までの夢がいっぺんに実現しそうだ。
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11:00 もう一つのお目当ては、東へ数km先のベルビスの土地付農家納屋。
 去年見た一軒屋の手前にあった。
 眺望絶景だが、納屋は本当の納屋で改造にさらに4万ユーロかかるとのことで失格。
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 このほかに農家廃屋に近い石造りの2軒を視察したがとても住む気にはなれない。
 広い土地があるのに、壁をくっつけて並ぶ無人の農家が多いのはちょっと気味が悪い。
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12:00 ベルビス発。快晴。
 森の中の道の横に積まれた木材の雪をのけて腰掛けて、おにぎりをぱくつく。
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 ロドム、オナから1車線の断崖絶壁の山道を降り、県道D118に入る。
 峠を越えると次第に残雪が多くなり、フォーミュギュール当たりは一面真っ白。
 D32から去年泊まったスキーメッカ・レザアングルを通った。
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 生憎、上はガスっていたのでゴンドラを諦め、ホテル・ヤカの前を通る。
 モンルイからサンジョルジュ不動産のコーエン氏を訪ねた。
 低価格物件の紹介を再度依頼したが、去年いた親切な二人ともやめてもういなかった。
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16:00 公認民宿・ラミエ(森鳩)に着く。
 天気のよい間にスキーケーブルで高原全体を見ようと出かけたが、すでに終業。
 車で終点まで上り、最終スキーリフトに乗ろうとしたが、2分遅れでこれにも乗れず。
 残念ながら退却。
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17:00 民宿・ラミエ帰着。
 トイレ・シャワーが共有で、まるで学校寄宿舎の雰囲気。
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19:00 4人家族、1夫婦、1夫人、1青年と一緒にアペリティフを飲む。
 同じテーブルでにぎやかに夕食を楽しむ。
 ワインが付いて一泊2食付で30ユーロとは信じられぬくらい安い。
 因みにジョリダルジャンは40ユーロ+食事20ユーロ。
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1. 07木 フォンロム・マンション→べレスタ・民宿

9:30 フォンロム不動産・ガブリエルを訪問。
 直ちにお目当ての3万5千ユーロのワンルームマンションを見る。
 建物と内部の写真は立派だが、北向き・高窓二つしかなく、まるで牢獄のような感じでこれも失格。
 こんな一等地にこの値段のマンションがあるはずがない。
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 もう一軒、4万7千ユーロのマンションを案内してくれた。
 眺望良し、南向き、庭付、家具付で心動いたが、断念。
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11:00 全国的な大雪警報が発令され、当地も厳戒態勢に入った。
 明日もう一度、昨日のべレスタの山小屋の中が見れるかも知れないというので、明朝べレスタのアミ不動産とアポを取った。
 大雪になって閉じ込められる前に、今日中に移動する必要があった。
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 しかしもうすでに雪は積もり始めていた。
 来た山道D118ももう一本の県道N20も、峠越えはきわめて危険だ。
 一旦海よりのペルピニアンまで降りて、さらに山麓を迂回してべレスタへ行けとガブリエルが教えてくれた。
 そのとおりにしたのが正解だった。それでも途中で雪が降り出し、積雪との時間の競争となった。
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16:30 無事べレスタに着いた。
 一人で数キロ山奥に入ったフガクス・ベリヌフ集落の山腹の山小屋を見に行った。
 雪が降りしきり、見下ろす谷間も白一色、静寂、自然そのままで、こんなところに住むのかと思うと感無量だ。
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 今まで探し求めてきた理想の住居に近いが、自然環境と生活環境も厳しそうだ。
 数十戸の集落には、食料品店が一軒、医者はべレスタ村、病院はラブラネ村まで行かねばないという。
 しかし、健康なうちにこんなところで生活するのも悪くないような気がする。
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17:00 一作夜泊まった、ジョリダルジャンのジャネット夫妻に再会。
 村の様子や村人の親切なこと聞き、観光資料を沢山貰って心を強くした。
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1. 08金 べレスタ→サンジェルマンアンレ


8:00 昨夜のTVで全欧州が大雪に見舞われ、スコットランドではマイナス17℃と言っていた。
 雪に閉じ込められる前にここを脱出しなければ大変なことになる。
 民宿前に駐車した愛車には30cmもの雪が積もり、除雪に苦労した。
 幸い、昨夜、窓にはビニールをかけておいたので大事に至らずに澄んだ。
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8:30 前日、あれほどくどく約束しておいたのに、アミ不動産のコディナック社長は現れず。
 携帯で呼び出しても応答せず、いらいらがつのる。
 しかも、山小屋の鍵が間に合わず中は見れないという。
 前回同様、再度訪問しても現物は見れない結果となった。
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9:10 積雪の心配としびれを切らし、もう帰ろうとした。
 その時、時々期待に反する社長がやって来て、携帯電話が通ぜずごめんなさいと悪びれずにいう。
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 予め当方の要望と質問はメモしておいたので、コピーして打ち合わせを30分で済ませた。
 山小屋の持ち主からすでに5千ユーロの値引きを引き出してくれてはいた。
 まだ当方の希望価格とは1万5千の開きがある。
 当方の土地の資産価値を評価して5千増額了承したが、これからが交渉の大詰めに入る。
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10:00 民宿を出発。すでに県道は除雪され、車も通ってはいる。
 雪は残り、時速20−30kmの最徐行運転だ。
 地元の人は慣れているのか平気で30−40kmで追い抜いてゆく。
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12:00 来た時と同じ道だが、すでに真っ暗闇だったので、ラブラネ、フォアは懐かしかった。
 トゥールーズの料金所で一箇所間違え、50mほどバックして難を逃れた。
 後は、モントバン、リモージュ、シャトルー、オルレアンまで、数回パーキングで休憩・仮眠をとり、最大限の注意を払った。
 何せ高速道路はまだ雪が残り、他車の通った一車線を、全車が時速120−130kmの高速で走り、追い抜くのだから危険極まりない。
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19:00 パリまで200kmのオルレアンまで来るとひと安心。
道路が網の目のように複雑になり、もう真っ暗でGPSだけが頼りとなる。
 そのGPSの画面も茶色い画面から、真っ白な雪の地面に黒い道路が走る画面に変わり、実に良くできている。

 インターチェンジでの標識と、高速から側線への分岐標識は暗いと判別不能で、間に合わない。
 おそらく数百回の判断をGPSを頼りに自分でしなければならなかった。
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21:00 ランブイエ・ベルサイユから高速を降り、平野の県道に入る。
 折からの強風の煽られた地吹雪が道路を覆い、あたかも空中を滑空しているかのような錯覚に陥る。
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21:30 ベルサイユを過ぎて、見覚えのある道に来ても、GPSを見続けた。
 そして、サンジェルマンアンレの自宅アパルトマンの近くまで来た。
 初めてGPSを無視して、自分の好きな道を選択した。

22:00 無事、帰宅することができた。
 この間676km、12時間、GPS様様であった。